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日蓮宗のお話
鎌倉時代中期の1253年(建長5)4月28日、安房国(あわのくに、現在の千葉県)の清澄寺(せいちょうじ)で日蓮聖人は初めて「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」のお題目を唱えられました。日蓮宗では、その日を立教開宗の日としています。
当時の鎌倉時代は、末法(まっぽう)の時代と言われ、地震(天災)や戦さ(人災)で人々が苦しんでいました。
人々の苦しむ姿を目の当たりにされた日蓮聖人は、その苦しみをご自身の苦しみとされ、 末法の時代に人々を救う良薬は「法華経」をおいて他にはなく、「法華経」をひろめることこそが自身に与えられた責務と自覚され、人々に法華経を信じ、「南無妙法蓮華経」の御題目を唱えることを説かれました。
さらに、お釈迦様が説かれた一切経を読まれ、災難の由来と退治の方法を導き出され、『立正安国論』を鎌倉幕府に奏進されましたが、幕府から聞き入れられることはなく、それどころか、多くの迫害を受けられることになります。しかし、その後も日蓮聖人は屈することなく「法華経」の行者としての歩みを続けられました。
1282年(弘安5)、数え年61歳で入滅された日蓮聖人は、お祖師(そし)さまと慕われて、いまでも人々から法華経の行者として信仰をあつめております。
そして、その流れを汲んでいるのが、山梨県の身延山久遠寺(くおんじ)を総本山とする、私たちの日蓮宗です。
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